2017年9月28日木曜日

Logicool MX Master 2S購入しました (17.10.25追記あり)


何度か追記を加えながらも一部環境で発生する同社M720のカーソル飛びと格闘してきましたが、一番高ぇマウス使ったらどうなるんだ?という純粋な興味の元、MX Master 2Sを買ってみました。
こちらはMX Masterのマイナーチェンジ版となっており、その発売日には店舗で実機を触ってみたのですが、サイドボタン押しづらすぎだろという事でchatteringのひどいM950を無理して使い、それにも我慢が出来なくなったのでM720を購入した経緯がある商品です。


※以下リンクはM720へのカーソル飛びレビューとなりますので、もし対応策をお持ちの方がございましたらぜひご教授を願います。
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/RLY0BYSOP86UC/

M720の省電力機能に文句を言い出すと何の記事かわからなくなるのでMX Master 2Sを1時間ほど触ってみた感想を3項で...

 ・思ったより軽い
本体自体は結構大きいのですがM720とほぼ同等の重量感覚で握れるのでジェスチャーもガシガシ出来そうに思えます。

・ 純粋にトラッキング性能が高い
無印MX Masterからの最大の変更点であるトラッキングセンサーの向上ですが、これはM720を使っていた状態から触ってみると思った通り動いてくれるのでマウスをブンブン振ってるだけでも面白いです。もちろん(?)ですが今のところカーソル飛びは一切ありません。ありがてぇ(-_-)

・サイド周りのチルトスクロール、ボタンは使いづらい
これは当初MX Masterを握った時とあまり変わりないです。
M720は大きく握り方を変更することなくジェスチャー機能をガシガシ使用できましたが、これはちょっと捻ったりしないと使えないです。特に上下にあるサイドボタン上部!


この問題に関してはもはや物理的な機構の問題なので慣れるか諦めるしかないように思います。
サイドボタン上部が押しやすい気がしていたのですが、以外にもぼくの握り方では下部が押しやすかったので、戻る/進むの位置は変更せずによく使う機能はステルスサムボタンとサイドボタン下部に集約させました。
また、M720と違ってサイド部でチルトスクロールが可能なので壊れやすいマイクロギアホイールを労ったサイドボタンによる水平スクロールジェスチャー割り当てを廃止し、Ctrl+Z(←)とウェブページの更新などで利用するF5(→)を割り当てし直しました!


取って出しレビューに近いので、また気づいたことがあればこちらのM720レビューのように随時追記して読みづらい記事にしていきたいと思います。
実は売値で1万超のマウスは買ったことがないので適当に扱えそうにないのでビビりつつ触っていきたいと思います。


(2017.10.02追記)
購入後1週間も経過してませんが、マウスジェスチャの使用感をまとめていきたいと思います。
今回はサイドボタンジェスチャのやりづらさをどうしても伝えていきたいのでちょっと動画撮影しました。

まずは、Logicool M720でのジェスチャの様子をご覧ください。

・親指部分のステルスサムボタン


・サイド上部ボタン


・サイド中央ボタン


YouTuber様であればわかりやすく手元を大きく動かしてほら~ってやるところですが、実使用でそんなのしないので、普段やってる動作を実際に画面上で動かしてる様子を撮影いたしましたが、M720の方ではほとんど親指が動かずに出来ていることが確認できると思います。

続きまして、Logicool MX Master 2Sのマウスジェスチャの様子です。

・ステルスサムボタン


・サイド下部ボタン


・サイド上部ボタン


・ホイール下ボタン



やはりサイド上部ボタンに関しましては持ち方を変えないとジェスチャ動作が厳しいため、横から水平に押し込むと言うよりはボタン斜め上から押し込むことでしか安定して使えていません…説明書を確認したところ、M720と違いホイール下ボタンでもジェスチャ機能が利用可能であることを知りましたが、これも人差し指を大きく動かす必要があるため、よく利用する機能を割り当てて使用するには少し微妙な感じもします。
また、デフォルトではステルスサムボタンにジェスチャ機能が割り当てられておりますが、M720は斜め上から押し込んでも利用可能な点に対し、MX Master 2Sの方はほぼ垂直に押し込まないと利用不可能なため変な力が腕にかかります…
とにもかくにもサイド上部ボタンを攻略するためには親指の腹部分で押下する行為に慣れないといけないようなので、指先で押下する感覚で利用できるM720はしばらく使用せずに運用していきたいと思います。

(2017.10.25追記)
耐久性などの評価はまだまだ出来ないので、今回は電池持ちと約1ヶ月使用しての感想を追記していきます。

サイド上部ボタンジェスチャやりづらい

という点については相変わらずですが、上のgifみたいなやり方で右手を小指側に捻り倒すような感じで利用するためか、マウスだこみたいなのが出来つつあります...
あまり利用しない動作を割り当てることで回避してはいますが、おとなしくホイール下のボタンにジェスチャ割り当てれば問題ないのでなかったものとして利用していくのもいいと思います。

Input Directorを用いたローカルネットワーク内端末操作だとLogicoolOptionsがソフトウェア毎の設定を割り当てることが出来ないので、この点に関しましてボタン数が多いことからジェスチャ割り当て数も下位モデルより多いMX Master 2Sの優位性は高まっていると思います。
おとなしくLogicool Flowを使えばいいのですが、対応キーボードと対応マウスをともに揃える必要があり、よくキーボードに何かをぶっかける私としては、洗えるキーボードの代わりがないので追加投資できない現状があります...

ちなみにジェスチャ割り当て設定は以下のようになっております。
LAN経由で動画編集を多くこなす事もあり、TMPGEncとaviutlともにショートカットキー設定を合わせての割り当て設定となっております。

ステルスサム、ホイール下、サイド下部、サイド上部の順の全般割り当て設定ですが、基本的にはほぼ変えておらず、ホイール下ボタンに動画編集で使うショートカットを割り当てたくらいですが、これまで両手で切り取りだの貼り付けだのやっていた作業が全て右手一本で出来てしまうのは楽でいいですね!

そして、メーカー公表では約70日持つと言われているバッテリーについてですが、常に電源ONで1日8~10時間の利用であれば30日持たずに切れました()
同社G700やM950のバッテリー持ちの悪さからすれば大幅な改善ではあるのでそこそこ満足しています。
しかし、チャタリング発生時の電池抜いて左右クリックをカチカチし、電荷を抜く対処法が保証のため使えないので、チャタリングが発生した際はすぐにでも交換申請を出すしかないのが頭の抱え所に思えます(>o<)

2017年9月20日水曜日

Firefox Developer Edition (Aurora) にVer.57がリリース

シングルプロセスであるFirefoxにとって大きな変革であるVer.57がNightlyのみでリリースされておりましたが、Developer Edition (Aurora)にもリリースされました。
私は11月には無印版にも57がリリースされるとのことで、数ヶ月前から環境移行をちまちまやってきておりました。

※現状はupdateからのみでVer.57になるみたいなので、こちらよりFirefox Developer Editionをダウンロード後アップデートをかけてみてください。


Ver.57未満のFirefoxにてアドオン一覧画面を開き 旧式 と表示されいてるアドオンがVer.57より"全て"使用不可能になると言うことで、ページレイアウトを弄っていたり、sqliteファイルの自動削除などをやっていたユーザーの方は泣いたことでしょう。
自分もその口で、代替アドオン環境を揃えていたChromeへの完全移行を考えたのですが、大量にメモリを喰っていく仕様に耐えきれなかったです・・・

  

 

それもそのはず、Chromeは1タブにつき1スレッドを展開していくメモリ消費が増えていく仕様なので、タブを100以上開いてしまうもったいない病の方には推奨メモリが最低32GBというものになっていたのでした。
一方のFirefox、数タブにつきスレッドを展開していく仕様なのでオラ環境でメモリの使用量がChromeの半分以下で済んでいたので続投を決定しました。
WebExtensionアドオンでなければVer.57以降も利用できないので、この機会に利用しているアドオンを紹介していこうと思います。

・キャプチャ系



Chromium系ブラウザでも使用されている方もいると思われますが、ほぼ同様な感覚で使用できます。

・広告ブロック 

 ---ここまで打ち込んで力尽きたので以下アドオン一覧のスクリーンショットを貼り付けます---



2017年9月7日木曜日

ニコ生(新配信)で自動枠取り+自動枠移動(エンコーダー&コメビュ含)の設定をする

備忘録的なものなのでスクリーンショットをガシガシ貼り付けていきます。
先月の24日からニコ生は通常配信を廃止、以降は新配信のみの体制となるとのことでしたので、これからタイトル通りの環境を導入しようと考えておられる方向けの記事になるかも(?)知れません。

用意するもの
OBS
FME Automator
やります!アンコちゃん
OBSAutoStart
おーとこねくたぁ(やります!アンコちゃんプラグイン)
各種アプリケーション、プラグインの導入方法に関しましては1から記述となると面倒くさいので、
各自Google先生までお問い合わせお願いします。
あくまでニコ生(新配信) への対応となります。


自動枠取り+自動枠移動の流れ

①FME Automatorで枠取り(やります!アンコちゃんでの枠取りは不安定な事があるため)

②↑のアプリケーション連携より、OBSAutoStartにてOBSでのエンコード開始

③↑で引き渡されたAPIをおーとこねくたぁで検知、やります!アンコちゃんで次枠コメント内容表示

④放送終了時、OBSAutoStartよりOBSのエンコードを停止。
(引き続き次枠を取得する場合、①を繰り返す)

※特に設定の順番は特にないので、焦らずひとつずつ設定していけば問題ないです。


・OBS


設定>配信より、自動で配信開始と枠移動にチェックを入れてください。
映像ビットレート自動調整に関してはお好きなようにどうぞ。


また、詳細設定の配信切断時に自動的に接続する設定ですが、枠内で放送中の間はいいのですが、次枠へ移動の際にOBSをフリーズさせてしまう要因になってしまってるようなので無効にしてください。


OBS Autostart導入時に、配信開始・配信終了のホットキー設定をしているとは思いますが、忘れがちに思えますので一応確認してみてください。

・FME Automator

 プラグイン>アプリケーション連携>設定より、配信開始時と配信終了時、OBS Autostartに引き渡す引数を設定してください。(以下は設定例です)


低スペPCの場合、枠取得後すぐにOBSよりエンコードを開始するとフリーズしてしまう可能性があるので、開始時連携設定の起動遅延はなるべく長めに取った方がいいかも知れません。
※俺環境ではFME Automatorにて枠取得後に2000ミリ秒(2秒)後にエンコード開始で安定しておりますが、ここは各自調整の必要があるかも知れません。


枠終了時の設定例ですが、逆に起動遅延時間が長すぎる場合OBSがフリーズしてしまう現象を確認しておりますので、なるべく短めに設定するとよいみたいです。


・おーとこねくたぁ(やります!アンコちゃんプラグイン)

 最後の設定項目となります。こちらは③の流れに関するものとなりますが、まず使用しているNICを特定する必要があるのでコントロールパネルよりデバイスマネージャ>ネットワークアダプタを開いてください。


2つあるけど、どれかわかんねーよ(半ギレ)となった方はコマンドプロンプトを起動後"ipconfi /all"と
入力し、使用NICの確認をしてください。


 2つ上の画像ではRealtekなんとかというNICとIntelなんとかというNICが表示されておりましたが、使用していないものに関しては↑のコマンドプロンプト内:メディアの状態に「メディアは接続されていません」と表示されます。


使用NICの特定が済みましたら、やります!アンコちゃんよりプラグイン>おーとこねくたぁの設定画面を開くと上記のようになっておりますので、ネットワークカードを先ほどの使用NICに設定、放送検知方法を"ブラウザ"または"API"にします。
※この設定を適用している場合、放送中に自分の枠以外の放送URLを開くとそちらのコメントを表示してしまいますのでお気をつけください。

2017年9月1日金曜日

OBS (OBS-VirtualCam:仮想カメラ) + KoToEncoderでPeercastにてWMV配信を試みる

私、Peercastにて配信を10年近く行っているのですが、環境も変わり近頃はOBS + PeercastStationでのFLV/MKV(h.264)配信が主流になりつつあり様変わりしたなぁと思います。

しかし、おま環といわれればそれまでなのですが、当方の環境ではよくリレーが詰まってしまったり、そもそも接続ができないという事態が希に発生しており、OBS (h.264 + mp3)にてWMV配信を試みたこともありましたが、なぜかPush配信に成功せず放置していたので別の方法に今回は取り組んでみました。

Xsplitなどでも仮想カメラ機能は実装されておりましたが、Aero環境にてfpsが極端に落ち込む現象を確認しているので今回はOBSをキャプチャデバイスとして使用し、KoToEncoderでそれをエンコード、配信するという猿にでもわかる方式となっております。

 用意するもの
OBSまたはカスタマイズ済みOBS
OBS-VirtualCam
KoToEncoder 

※OBSやKoToEncoderに関しては32bit版、64bit版どちらを利用するかは自由となりますが、両方とも32bitまたは64bitで揃えるようにしてください。
また、OBSをインストールする際アーカイブ版を利用した際は下図の様に起動オプションに"(半角スペース)-p"をつけたすか、bin/data/obs-pluginsのフォルダがあるディレクトリにportable_mode.txt(中身は空)を作成しておくとconfigフォルダがユーザーフォルダ配下のAppDataフォルダに作られることがないので環境移行がスムーズに行えると思われますのでやっておくとよいです。



①まずはOBS-VirtualCamをOBSのインストール先ディレクトリに配置します。
ダウンロードするとzip内にbin/data/obs-pluginsフォルダが含まれておりますので、中身は見ずにそのまま上図のディレクトリに上書きしてください。
今回は前述のようにOBSのポータブル化を紹介しているので、OBS-VirtualCamもInstaller形式のものでなくzip(アーカイブ)版をダウンロードするとして話を進めます。

OBS-VirtualCamはそのままでは動かないので、obs-virtualsource.dllをコマンドプロンプトよりインストールします。

・コマンドプロンプトを管理者権限で起動
・ regsvr32 "(obs-virtualsource.dllがあるディレクトリまでの完全パス)\obs-virtualsource.dll"
 例)下図の場所にインストールした場合は、管理者権限でコマンドプロンプト起動後
 regsvr32 "F:\Program file\OBSMP\bin\64bit\obs-virtualsource.dll"
と入力し、Enterで終わりです。


・また、アンインストールも手動となりますので、その場合も同じくコマンドプロンプトを管理者権限で起動後にregsvr32の後に(半角スペース)/u(半角スペース)を付け足してください。
regsvr32 /u "(obs-virtualsource.dllがあるディレクトリまでの完全パス)\obs-virtualsource.dll"
 上図の場合は regsvr32 /u "F:\Program file\OBSMP\bin\64bit\obs-virtualsource.dll"
となりますのでご確認よろしくお願いします。

KoToEncoder とOBSを起動し、OBS-VirtualCamが反映されているか確認
・まずはOBSを起動>ツール>仮想カメラより下図の様に設定し、開始をクリック。




・KoToEncoderの入力カラムにてOBS-Cameraが反映されているか確認


 

※入力解像度に関しましては、OBSの設定>映像>出力解像度に指定した値がKoToEncoderの方に出力されますのでご注意ください。
 
 

こちらのように反映されていれば大丈夫...と言いたいところですがもう1つやっておいた方がよさそうな事を確認。

 

 出力して気づいたのですが盛大に音ずれしていましたので、同じく入力カラムより"入力の詳細設定"を行います。よほどマシンパワーが乏しい環境でなければ音ずれもなく配信を行えます。

  
・基準クロックに関する設定→オーディオレンダラ
・同期に関する設定    →同期する
・オーディオキャプチャのバッファサイズ→適当な値に

これにて完了です。
まだ軽いテストしか行っておりませんが、これでWMV配信の取り込みが楽になることを祈りつつ今回はこれにて締めさせて頂きます。