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2017年9月1日金曜日

OBS (OBS-VirtualCam:仮想カメラ) + KoToEncoderでPeercastにてWMV配信を試みる

私、Peercastにて配信を10年近く行っているのですが、環境も変わり近頃はOBS + PeercastStationでのFLV/MKV(h.264)配信が主流になりつつあり様変わりしたなぁと思います。

しかし、おま環といわれればそれまでなのですが、当方の環境ではよくリレーが詰まってしまったり、そもそも接続ができないという事態が希に発生しており、OBS (h.264 + mp3)にてWMV配信を試みたこともありましたが、なぜかPush配信に成功せず放置していたので別の方法に今回は取り組んでみました。

Xsplitなどでも仮想カメラ機能は実装されておりましたが、Aero環境にてfpsが極端に落ち込む現象を確認しているので今回はOBSをキャプチャデバイスとして使用し、KoToEncoderでそれをエンコード、配信するという猿にでもわかる方式となっております。

 用意するもの
OBSまたはカスタマイズ済みOBS
OBS-VirtualCam
KoToEncoder 

※OBSやKoToEncoderに関しては32bit版、64bit版どちらを利用するかは自由となりますが、両方とも32bitまたは64bitで揃えるようにしてください。
また、OBSをインストールする際アーカイブ版を利用した際は下図の様に起動オプションに"(半角スペース)-p"をつけたすか、bin/data/obs-pluginsのフォルダがあるディレクトリにportable_mode.txt(中身は空)を作成しておくとconfigフォルダがユーザーフォルダ配下のAppDataフォルダに作られることがないので環境移行がスムーズに行えると思われますのでやっておくとよいです。



①まずはOBS-VirtualCamをOBSのインストール先ディレクトリに配置します。
ダウンロードするとzip内にbin/data/obs-pluginsフォルダが含まれておりますので、中身は見ずにそのまま上図のディレクトリに上書きしてください。
今回は前述のようにOBSのポータブル化を紹介しているので、OBS-VirtualCamもInstaller形式のものでなくzip(アーカイブ)版をダウンロードするとして話を進めます。

OBS-VirtualCamはそのままでは動かないので、obs-virtualsource.dllをコマンドプロンプトよりインストールします。

・コマンドプロンプトを管理者権限で起動
・ regsvr32 "(obs-virtualsource.dllがあるディレクトリまでの完全パス)\obs-virtualsource.dll"
 例)下図の場所にインストールした場合は、管理者権限でコマンドプロンプト起動後
 regsvr32 "F:\Program file\OBSMP\bin\64bit\obs-virtualsource.dll"
と入力し、Enterで終わりです。


・また、アンインストールも手動となりますので、その場合も同じくコマンドプロンプトを管理者権限で起動後にregsvr32の後に(半角スペース)/u(半角スペース)を付け足してください。
regsvr32 /u "(obs-virtualsource.dllがあるディレクトリまでの完全パス)\obs-virtualsource.dll"
 上図の場合は regsvr32 /u "F:\Program file\OBSMP\bin\64bit\obs-virtualsource.dll"
となりますのでご確認よろしくお願いします。

KoToEncoder とOBSを起動し、OBS-VirtualCamが反映されているか確認
・まずはOBSを起動>ツール>仮想カメラより下図の様に設定し、開始をクリック。




・KoToEncoderの入力カラムにてOBS-Cameraが反映されているか確認


 

※入力解像度に関しましては、OBSの設定>映像>出力解像度に指定した値がKoToEncoderの方に出力されますのでご注意ください。
 
 

こちらのように反映されていれば大丈夫...と言いたいところですがもう1つやっておいた方がよさそうな事を確認。

 

 出力して気づいたのですが盛大に音ずれしていましたので、同じく入力カラムより"入力の詳細設定"を行います。よほどマシンパワーが乏しい環境でなければ音ずれもなく配信を行えます。

  
・基準クロックに関する設定→オーディオレンダラ
・同期に関する設定    →同期する
・オーディオキャプチャのバッファサイズ→適当な値に

これにて完了です。
まだ軽いテストしか行っておりませんが、これでWMV配信の取り込みが楽になることを祈りつつ今回はこれにて締めさせて頂きます。

2017年1月24日火曜日

Open Broadcaster Studio(OBS)を用いたニコ生(QSV)とPeercast(libx264)同時配信備忘録

先日長らく打開できていなかったニコ生とPeercastの同時配信が出来るようになったので主にスクリーンショットを用いた備忘録となります

 ・ニコ生はストリームURLとプレイパスキーが枠ごとに変わると記憶してるのでこれらを変更する必要がないPeercast(Twitchなども可能)を録画機能を使って出力

・ニコ生(通常配信)ではソフトウェアエンコードを行っても低ビットレートのためks画質なのでハードウェアエンコード設定

以上を踏まえての注意点を含めたメモとなります...


まずはOBSの設定タブを開き、配信タブでニコニコ生放送を選択し、アドレスとパスワードを入力


続いて出力>配信タブへ移動


ニコ生では480kbpsを超えると再変換処理がかかるためVBR(可変ビットレート)出力を採用
次の録画タブにてPeercastやTwitchなどでの配信設定を行います


各ストリーミング配信サイトにてストリームURLとプレイパスキーを確認後、(ストリームURL)/(プレイパスキー)←スラッシュを挟む
以上のように入力し設定を適用後、録画ボタンを押せば配信出来ていると思います


また、映像タブの出力解像度はより大きい解像度で出力したいPeercastやその他サイトに合わせることとしました(ニコ生出力の画像を参考に通常配信での最大解像度:640x360に合わせる)


こちらは余談となりますが、 VTFさんのサイトよりOBS簡易インストーラを用いてインストール後、
設定>音声>サンプリングレートを8kHzとすることで下のようにより低い音声ビットレートを選択できるようになっていました


追加でTips的な何かを書こうと思ったのですがド忘れしちゃいました(>_<)
思い出し次第後々記載しようと思います(^O^)