2024年1月1日月曜日

【私見186%】VRC用PCのCPUをCore i9 13900KからRyzen 7 7800X3Dに変えてみた感想【2024年1月版】

 2024年ガジェット系で記事投稿するネタがなさそうなのでCPUネタをぶん投げておこうと思います。
一時期DDR4:128GB環境だったCPUを断捨離目的で64GBにしてしまったのが原因で、微妙にメモリ使用量がギリギリになっていたのが気になったのもあり、1枚でより大容量のメモリが使えるDDR5環境に興味が出たのとRyzen X3Dモデルに触れたことがないので買ってみました。

CPUが5万/MEMが5万/マザボが4万くらい

なんでDDR5 7200MhzじゃないのとかAMD環境なのにEXPO対応メモリじゃないのとかそういう自作PCオタクみたいなツッコミは不要です()
どっちかと言うと気にしていたのはPCIスロット配置で、最近のハイエンドグラボって3.5スロット占有だったりするので利用可能なスロットが限られてきたりします。

3.5スロット使うGPUだと最下段のみ利用可能()
大体の売れ筋のアッパーミドルからハイエンドマザーボードって大体↑みたいな配置が多いんですが、そんな高いの買う人ってグラボも高いの買うと思うんで各社色々考えて欲しいです

今時のゲーミングPCって配信とかの利用も想定されると思うんですけど、そうなると最下段のスロットにキャプチャボード刺して終わりです。ライザーケーブル使え(?)とかそういうのはよくわかりません。
お高いCPUやGPU買っても拡張性がほぼないマザーボードだと色々辛いってのが環境を変えたかった最大の理由でした。

RTX 5090はクーラーのレイアウトが現状と変わりL字型になるとか色々噂されてますが、RTX 4090で当初言われてたTGP 650Wサイズでまた来る場合は3.5スロット以上になるのは確定かなと考え、4スロットグラボ突っ込んでも大丈夫なスロットレイアウトのマザーボード探してみました。
※あと可能であればM.2 SSDが4枚以上刺さるやつ

光物は少ないけど条件満たしてる💡

GIGABYTE X670 AORUS ELITE AXっていう昔好きだったマザーボード出してたとこが唯一選択肢に挙がりました。
X670(X670E)やB650のマザーボードってたくさんあるのに、B650はM.2が基本的に3枚しか刺さらなくて、4枚標準で刺さるX670やX670Eのマザーボードでこの配置してるのがほぼないってのさすがに業界の闇を感じました。
ライザーケーブルが嫌いってわけじゃないのですが、3スロット以上のグラボをケースのサイドパネル付近に設置するとフレッシュエアーが当たるわけじゃないので、側面の強化ガラスをめっちゃホットにしていくだけになるんですよね😂
PCIスロット側を潰して縦置きすると、今度はPCIスロットにキャプチャボードとかTVチューナーとかが一切刺せなくなる。悲しい世界です。
 
また、 Z690 TUF GAMINGからこちらのX670 AORUS ELITE AXへ変更で最も違いを感じたのはバックパネル部分のUSBポート数になります。
USB2.0ポートにマウスとかキーボード接続で余裕が出来る
マウスやらオーディオインターフェースやらウェブカメラやらとまだまだUSB 2.0機器はたくさんあるので、単純にポート数が増えたのは色々助かります🌈
オンボードオーディオはスペックシート上では音質も向上したように見えますが、未だに10年以上前のハイエンドオーディオインターフェースには遠く及ばない分解能で、デジタル出力とかアナログ出力とか個人的に不要なので ここら辺はテスト用って扱いが強いように思います🙌

とりあえずマザーボードは決まったので、次はCPUをどうするか問題だったのですが、正直言ってすごく迷いました。
来年の10月以降にAMDが新チップセットを発表する事を情報として掴んでいたのと、CPUのロードマップだと2024年にRyzen 8000番台のX3Dモデルが出る事を発表していたためです。
じゃあそこまで待てばいいじゃないのって思った方もいると思うけど、今回購入したRyzen 7 7800X3Dは2024年1月1日時点で5万切ってるのにi9 13900Kと同等かそれ以上のパフォーマンスをゲーム(VRC含む)で発揮すると謳われているから気になっていたんですよね。

冷静に考えて13900Kと同等のゲーミングパフォーマンスでこの値段はおかしいんだ🤓

どっちかと言うとインテルファンボーイ寄りなので、またAMDスキーの方が大袈裟に騒いでるんだろくらいの気持ちでした。
この7800X3Dと悩んでいたのが、7800X3Dを2コイチにした7950X3Dで、こちらも価格が2~3万ほど落ちて10万切るくらいになってました。
ただ、こちらは発売前にL3キャッシュが256MBのものを見た気がするので、実際はその半分になってしまった現状見送った過去もあり今回はお安い方にしました。


~12時間くらい使ってみた感想~
ここからは箇条書きで書きなぐっておきます🎈

①Core i9 13900Kと同等かそれ以上のfpsが出てる気がする
こればっかりはfpsVRでログを溜めないと判断が難しいのですが、近しいfpsが出てるのは使ってみるとわかります。
13900Kと違う感じがするのは、ミラーやパーソナルミラーをつけた際で、一気にHMDに設定したfpsの半分の値に落ち込むってより多少中間fpsで粘ってたりします(環境によって変わるのでいつもではないです)
※HMDはVIVE Pro 2(内部解像度2500x2500くらい)でRTX 4090環境での話です

②Core i9 13900Kと同等の使い勝手の良さはない
分かってる人向けCPUなんて各所で紹介されるのを見る8コアのX3Dモデルですが、ゲームしながら配信もしてDAWも立ち上げてとか色々同時に使う人にはあまり向かないです。
16コア32スレッドクラスのCPUから8コア16スレッドのCPUにコア数としては半減してる形の変更でしたが、VRCプレイ時のCPU使用率は大体2倍になります。
40~70%弱がVRCに持っていかれ、裏でも重たい事したいよって人には向かないので、2台目のPCを用意するかプレイ時は控える等してあげると本来のパフォーマンスが発揮できると思います。

③CPUのピーク消費電力が低いので空冷でも使えるのはGood
これ落とし穴があるんですが、CPU消費電力が低い=VRMがアツアツになりづらい=A6xxシリーズの安マザーボードが使えるってわけじゃないです。
ググったらわかるので調べておいた方がいいです。


~Ryzen 7 7800X3Dは他人におススメ出来るの(?)~

32コアから変えるとスッキリして見える💨

①なんでも1台で出来る多コアCPUではない
②DDR5メモリしか使えない
③新規インストールしないとベンチマーク結果が落ちる事がある
④AM5ソケットはAM4ソケット同様にAMDサイドも長期サポートしたいと言ってる

①に関してはこちらの記事でも再三述べてますが、例えばDAWでシングルスレッド性能の求められるAIボイチェン動かしたいとかCPUのリソースを喰うような利用用途だと大人しく7950X3D買った方がいいと思います。
ただし、7950X3Dはとりあえずポン付けで使える7800X3Dと違って色々設定しないといけない事が増えます(ググってください)

②これも昔はDDR5メモリが高かったので言われていた事ですが、最近はかなり安くなってるので2万ちょっと出せば32GB×2枚構成のメモリが買えます。
どうしてもDDR4じゃなければいけないとか、マザーボード入れ替えると腰痛が爆発するって方以外は問題でもないかなと思ったりします☘

③こちらまだ検証できていないのですが、アップグレードでもなく新規インストールするとマルチスレッドのベンチマーク結果が向上するようです。
L3爆盛の特殊なCPUなのでありえそうですが、これなんとかなりませんかね(?)

④大した性能も使い勝手も変わってないのに、ソケットを2世代で変えちゃうIntelとの大きな違いでアドバンテージだと思うので、AM4の時と同様に4世代くらい頑張ってサポートしてくれるかなって気持ちです。
最悪Ryzen 9000番台までの3世代までは頑張ってみて欲しいです。